摂食障害を家族に告知すること

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家と花畑

私の両親は、摂食障害のことを知っています。

高校生のころ拒食症になったときは両親に病院に連れて行かれたくらいなので、最初に気づいたのは両親です。

でも、過食症と過食嘔吐のことはずいぶんと知りませんでした。

過食、ましてやそれを嘔吐しているなんてそれでなくても話しにくい話題なのに、うちの両親の性格だと理解してもらうのがかなり大変な気がしていたので、なかなか話せませんでした。

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うちの両親の性格

くまのぬいぐるみ

拒食症が治って太ってきたときは、拒食を心配していたので最初は太ったことを喜んでいました。

けれどもあまりにも太りすぎてしまったので、一人暮らしをしている私のところへ、当時ちょっと流行っていた「ダンベルダイエット」の本とダンベルを送りつけてきました。

そのとき私が過食で悩んでいるということなど知らず、そして両親(とくに母)はかなり天然ボケなところがあるので、そういう娘が傷つくようなことを何も考えずによかれと思ってやってのけてくれるのですw
(でも私もかなりの天然ボケらしいので、両親の行動の理由はわからなくもない)

そして太ったことを理由に成人式を拒否った娘に対して、勝手に高価な着物を購入し
「せめて写真だけでも撮りなさい」
と無理やり東京まで押しかけてきて新幹線に乗せ、実家に連れて行き、写真館まで予約してあって着物を着せて変なメイクに変なポーズで写真撮影までさせました。

そしてその写真を
「いつかお見合いするときにお見合い写真がないと困るから」
という理由で送りつけてきたのです。
(太った娘は普通に恋愛結婚すらできないと言う前提なのでしょうか…)

田舎の写真館で、真っ白に塗りたくられた変なメイクとダサいアップの髪型にされた、ひどい形相のデブが写っているその写真は、太った自分を直視したくなかった私を地獄のどん底まで叩き落しました。

その写真はもちろん、見た瞬間その場で捨てました。

でもあまりのひどさにショックすぎて、暫く立ち直れませんでした。

 

そんな感じでまったく悪気もなく心までズタボロにしてくるのです
(でも本当に悪気は全くない)

中学生時代すごく悩んでいたことで、母親に病院に連れて行って欲しいと泣いて頼んだことがあるのですが、そのとき母はとてもイライラしていて
「は?バカじゃないの?」
とかなり冷たく言われた過去もあるので、過食や過食嘔吐のことは、一生話さずにひとりで治そうとずっと思っていました。
(そのときの悩みは中学生の私にはかなり辛く、あのとき病院に行けていたらあんな辛い学生時代は送らなくてよかったはずなのにと今でも後悔しています)

 

けれども、自分ひとりで悩んで本を読んだり調べていると
「摂食障害は家族の理解がかなり大切」
みたいなことがかなり書いてあるし、家族に話して理解してもらえたことで治った!
みたいな人の話まであったので
「家族に話して理解してもらえないと治らない病気なんだ!」
と私は真剣に思いました。

そして過食に悩みだしてから10年以上経って、両親に話そうと決意したのです。

それは過食嘔吐がいちど治って、また本格的に再発したときでした。

両親に告知した方法

グリーンカーテン

私は話すのがとても苦手です。

緊張するとなにを言っているのかさらにわからなくなり、伝えたいことの半分も伝えられないということがかなりあります。

なので告知は、そのとき読んでいた摂食障害の本と、ネットで見つけた「ご家族の方へ」という文章を印刷したものを渡しました。

母は読んでくれたみたいです。

父は読まないだろうことはわかっていましたが、母から話は聞いたみたいです。

告知してみて、両親の反応

ポイント

実は私、二度告知してるんです。

一度目は全然理解してくれなかった。

「くだらないことで悩んるんじゃない!」
とまで言われたくらい。

そのときはまだ、そんなに症状もひどくなかったのです。

 

けれどもその後毎食嘔吐がやめられなくなったとき、悩んでまた告知しました。

そのときは便器が毎回真っ赤になるほど血を吐くようになっていたし、吐けば吐くほど痩せこけていってました。

「本当に辛いから助けて欲しい、自分の力ではもうどうにもならない!」
泣いて訴えました。

それに対して母親は、よくわからないなりに一緒に泣いてくれて、本も再度真剣に読み返してくれました。

けれども父親は、最初に拒食症になった高校時代に困ってオドオドしてしまったような人です。

「摂食障害の娘」と「キテレツな父親」

今の私の状態がますます理解できないと言う感じで、ちょっといい加減にしろ!的な態度にまでなりましたが、彼なりに考えてくれたみたいで病院に連れて行ってくれました。

そしてそこで
「摂食障害はなかなか治らないから、仕方ない」
と医師にけちょんけちょんに言われ、たいした治療を受けられなかった私に対して
「知り合いの看護師も言ってたけど、摂食障害なんて医者も匙投げるような病気らしいぞ、なんでそんなやっかいな病気になんてなったんだ!」
となじられました。

けれども私は父の性格はたぶん姉妹のなかでいちばん理解しています。

彼は彼なりに悩んでくれて、それでもわからないのです。

それでちょっと、パニックにもなっていたと思うのです。

だから、悲しかったし腹もたったけれど、父のことは恨んでいません。

でも、勝手に知り合いの看護師に話したことはちょっとムカついたし
「その看護士って誰だよ?看護師に知り合いなんていたのかよ?また浮気相手か?」
くらいには思いましたw

うちの父は昔ときどき、浮気していたことがあったみたいですから…

 

そんな家族ですが、今でも両親は私のことを大切にしてくれています。

ただ本当に、ときに娘の傷つくようなことを何気なく言っちゃえるところは、もう「天然」なんです。

悪気はまったくないということは最近になってやっと理解できました。

それまでかなり恨んだ時期もあったし、家出したことだってありますが、今自分が子供を産んで、親も未熟な時期があっていろいろ悩んでいたんだろうということもわかるようになったので、今は親を許しています。

 

それに、告知してしばらくしてから母親とゆっくり話をする機会があったのですが、母は昔、嫁姑問題やら、父の浮気問題、その他いろいろかなり悩んでいたことを話してくれました。

だからきっと、私が悩みを話したときに冷たい態度をとってしまったのです。

誰かに話したかったけどずっとひとりで我慢してきたようで、話し始めたらすごい勢いで話してくれました。

小さいころから嫁姑問題に関しては、同居していた祖母と母の板ばさみになって私もかなり悩んだので、お母さんも辛かったんだなと理解できました。

ただ、私もそれで辛い思いをかなりしたので、自分の息子はできればそういう問題に巻き込みたくないです。

家族に話すことで解決すればいいけれど、そうじゃなくても大丈夫

海を眺める牛

私はそう思います。

父親のことを書いたこの記事にも書いたけれど

「摂食障害の娘」と「キテレツな父親」

「たぶん摂食障害になるような子の親なんかは、大半が理解できないような人なんじゃないの?そういう親だからなっちゃったんでしょ?」

って私は思う部分が少しばかりあるので、家族の理解をえられないことだってあると思います。

けれども家族は理解してくれていないと思っていても、話せばきちんと気に留めておいてはくれているはずです。

だから話すことは無駄じゃないし、そのときは理解をしめしてくれなかったとしても、いざとなったとき力になってくれるのはやっぱり家族がいちばんなんじゃないかなぁと思います。

人によっては家族じゃなくて、彼とか友達とか、旦那さんだったりもするかもだけど。

誰かに話してみるということは無駄ではないし、それで解決に向かう場合だってあるだろうし、なかなか理解をしてくれなくてもそれで自分が学ぶ部分もあるだろうし、悩んでいるなら話してみるのもいいかもしれません。

それに身近にいる人に話すことで、過食嘔吐の場合はやりにくくなるので、本気でやめたいなら話すべきだとも思います。

 

けれども話す相手を間違えると、ときに私みたいにズタボロにされることもあるのでお気をつけください…

人は見た目じゃないと言うけれど…「デブだったときに受けた屈辱」
(↑こんな過去もありましたw)

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