摂食障害になったのは誰のせい?他人の心無いひとことの恐ろしさ

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くまのぬいぐるみ

摂食障害になる人って、きっかけはダイエットだったとしても、ダイエットを始めようと思った理由に他人の存在がある人は多いと思います。

私も高校時代の彼氏と友人、そして親戚の叔母さんに言われたひとことがきっかけでした。

だってそれまでは、自分のことをそんなに太ってるなんて思っていなかったし、太っていてもその体型に不満なんてあまりなかったんです。

母親の

「ちょうどみんなぽっちゃりする時期なんだから」

という言葉に安心して、食べてぽっちゃりして、でも毎日楽しんで生活できていたくらい。

そのくらいニコニコ、楽しく生きていられたのです。

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太ってるね!という屈辱の大きさ

ダメ

「○○ちゃんて、太ってるよね」

ズドンと落とされました。

それも私とそんなに体型変わらないと思っていた子に言われ

「私もしかして、この子よりももっと太ってるっていうこと?」

そう思いました。

ぽっちゃりならまだいいと思っていたのに、もしかしてもうデブって噂されるくらいなの?

一緒に撮った写真を見ても、その子と私はそんなに変わらないように見えていたのに、そう言われた日から目がおかしくなりました。

 

誰を見ても、脚が棒のように細く見える。

自分の脚だけどうしようもなく太く見える。

毎日クラスメイトのスカートから見える脚を舐めるように観察していました。

ダイエットを始めてどんどん体重が落ちても、毎日脚ばかり見ていました。

どんなに痩せても自分の脚はどう見ても太いのです。

体重計の数字がどれだけ減ろうとも、誰よりも太くて醜いのです。

18キロ痩せたときにやっと、なんとか人並になれたと思えました。

でもそうしたらもっと、誰よりも細くなりたい願望が湧いてきてしまいました。

だって、また太ってるって言われたら嫌だもの。

あのときの屈辱はもう味わいたくなかったのです。

ものごころついて一番最初に味わった大きな屈辱と同等でした。

 

妹がふたりいます。

私が成長して胸が膨らみ始めるころ、妹たちはまだ小さいです。

家族で海に行った帰り、着替える場所がなくて大勢の前で着替えなさいと言われました。

恥ずかしいから嫌だと抵抗したら

「なにを色気づいてるんだ」

そう言われて着替えさせられました。

周りにいる大人たちの視線が突き刺さってくるような気分を味わいました。

妹たちはまだ小さいからいい。

私は小学校三年生か四年生だったと思います。

小学生は恥ずかしがったらいけなかったのでしょうか。

「色気づくな」

でも、その言葉は私が成人してもずっと両親に言われ続けてきた言葉です。

そのたびにあのときの屈辱がよみがえりました。

 

太ったね、そうみんなの前で言われたとき、そのときの屈辱が襲ってきました。

傷ついた小さな私が、苦しい苦しいと呻きだします。

逃げ出さないといけない。

じゃないと私は辛すぎてそこにいられない、そう思ったのです。

太ってるとはっきり言われるのも、遠まわしに言われるのも同じだよ

ハートのくまさん

同じ時期に付き合っていた彼氏と電話していたとき、中学時代の卒業アルバムを見ながら話していました。

どうしてそんな話になったのでしょう。

「○○ちゃんって脚細いよね」

「○○ちゃんも細くて可愛い」

「そうだよね、可愛いよね!」

今考えると「バカなのお前!?」って思ってしまうような話ですが、そのときはまだ傷つきやすい10代の女の子。

他人のことなんてバカにしない、純粋でウブな女子高生です。

彼氏に言われたひとことに、そのまま頷きます。

自分はダメなんだ、と何気ない一言でも傷つきます。

 

「俺、痩せてる子が好きなんだよね!」

悪気があって言ったわけじゃないとは思いたいです…

でも私が決して痩せているわけではないというのは、自分でもわかるし、彼から見てもわかるはずなのです。

それ言っちゃダメなヤツでしょ?

恥ずかしがりすぎてまったく隙のなかった私とは、もう別れたかったのかもしれません。

その日を境に連絡がなくなりました。

それもダイエットに拍車をかけた原因かな。

それまではときどき気まぐれに痩せようと思ったことはあっても、ダイエットなんて続かなかったもの。

 

そしてダイエットを始めたばかりのとき、法事で正座していて親戚のおばさんに言われた言葉。

「立派な太ももだね~」

太ってると直接言われたわけじゃありません。

でも太ってるねと言われたときと同じだけの屈辱で、目の前がくらくらしました。

太ってるねと言われたときの反応

体重計を前に悩む女性の人形

太ってるねとか、太ったよねと言われて、泣いたり怒ったりする人ってそれほどいないと思いませんか?

どっちかというと「笑っちゃう」と思う。

 

でも私は、笑ってる人ほど傷ついてるんじゃないかなって思っています。

太ってるって言われて喜んでる人ってほぼいないと思う、男も女も。

「もう、ひどいなぁ!」

と怒ったように言える人でも、激怒するんじゃなくて、どちらかというと笑っていますよね。

あれ、傷ついていないなんて絶対にないと思う。

自己防衛のために笑ってる、ということもあるのではないでしょうか。

嫌ですよね。

体型のことなんて放っておいてほしい。

 

逆に痩せてる子でも、言われて嫌な子はいると思う。

拒食症で痩せている人は、痩せてるという言葉が一番の褒め言葉だという人もいるけれど、私は拒食で痩せていたときにその言葉を言われるのが嫌でした。

太ってると言われても傷ついて、痩せてると言われても傷ついて、あまのじゃくだなと思うけれど、体型のことに関して言われるのがすべて嫌です。

 

体型恐怖症です。

だから、人に会うのが怖いです。

今、産後太りのままだから余計に人と直接関わりたくありません。

仕事復帰する前になんとかしないと、たぶん病む気がします…

思春期の女性の体を舐めるように見るオヤジたち

泣いてる女の子

中学生のころ、父親の通っていた飲み屋に連れていかれました。

その日はちょうど地元の花火大会で、外でバーベキューをしていて大人がたくさん集まっていました。

そこでオヤジたちが父親に

「この子○○さんとこの娘さん?いいじゃんいいじゃん!」

そんな風に言っているのを耳にしました。

そのオヤジたちの上から下まで舐めるような視線が、怖くて気持ち悪かった。

ちょうど胸が膨らみ始めて、体つきもふっくらしてきたときでした。

死にたいと思いました。

泣きそうな顔をしている娘に気づかずに、得意げにしていた父を恨みました。

酔っ払ってお尻も触られていたのに、気づいてくれない父を恨みました。

 

拒食症になって、ふっくらから骨っぽい体に変化していったとき、嬉しかった。

痩せることはなんていいことなんだろうって思いました。

小さくなっていく胸を、萎んでシワシワになっても嬉しくて裸になるとずっと眺めていました。

だから痩せを手放すのは怖いとしがみついていたのです。

 

それなのに過食が襲ってきて太って、胸が大きくなった。

変なオヤジたちは寄ってきました。

憎くて憎くて、奪えるものを奪ってしまおうと思いました。

オヤジたちは過食食材を得るための手段と化しました。

 

思春期の女の子達は、男性にとっては美しい獲物なのでしょう。

けれどもはっきりいって気持ち悪いです。

思春期の女の子からしたら、父親ほどのオヤジたちからのそんな扱いは気持ち悪くてたまらなくて、とても傷つくと思うのです。

ホントやめて欲しい。

若い女性の性を軽く扱うのは。

オバサンになった今も、そんな目つきのオヤジは大嫌いです。

摂食障害になったのは誰のせい?

雑踏の中立ちすくむ少女

なったのは自分なんだから自分のせいだ!と言われてしまえば、そうでしかないのはわかっています。

でも他人に言われた言葉がきっかけになってしまうことだってあるのです。

それをわかってほしくてこれを書きました。

 

私は何度かこのブログでそんなようなことを書いていますが、最近Twitterでそのようなことを訴えている人を見かけました。

本当に傷ついている人はたくさんいると思うのです。

今摂食障害の女性は驚くほど多いです。

他人の心無いひとことや行動でなってしまった人だってたくさんいるはずなのです。

 

もうやめて欲しい。

太っていたって痩せていたってどうでもいいじゃん。

摂食障害はなったことのない人にいくら説明しても、とうてい理解なんて出来ないと思います。

でもなった私だから言える。

本当に辛いです。

食べたくない気持ちも過食衝動も、吐かなくてはいけない気持ちも。

その衝動に逆らうことは、もっと辛いです。

はらわたが煮えくり返るようです。

やめればと言われて簡単にやめられるものじゃありません。

周りにいる人たちに同じ思いをして欲しくないなって思います。

普通に人生歩めないよ、なかなか。

普通に見えてもなんだか普通じゃない。

金銭的にも体力的にもとても苦しみます。

そして絶対に大切なものをいくつも失います。

心が壊れてゆきます。

 

なっちゃったものは仕方ないけれど、そのきっかけを他人が作らないで欲しいと思うのです。

そのひとことでその人の大切なものを奪う可能性があるかもしれないって、そろそろわかってと言いたいです。

でも言う人いっぱいいるよね…

お前達が弱いからいけないんだ、ということなのかもしれない。

でもまだ幼い少女たちには、そんなに強くなれるスキルなんてありません。

誰だってそうでしょう。

それを理解していない大人が多すぎると思うので、私はこれからもそういう人たちがいたらきちんと言い続けたいです。

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